2025-06-04

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
インプラント治療は高額な治療費がかかるため、費用面の不安を抱えている患者さんも多いのではないでしょうか。実はインプラント治療の費用は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。今回は、松戸周辺で歯医者を探している方に向けて、インプラントの医療費控除の具体的な手続き方法と注意点をわかりやすく解説します。
▼インプラントの医療費控除のやり方
インプラント治療にかかった費用は、医療費控除の対象になります。医療費控除とは、1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費のうち、10万円または総所得金額の5%を超える部分を、確定申告で申告することで所得控除が受けられる制度です。松戸の歯科医院でも、インプラント治療の相談時にこの話題がよく出ます。
具体的なやり方は以下の通りです。
①治療費の領収書を保管する
歯医者でのインプラント治療費の領収書は必須です。特に分割払いをしている場合は、毎回の支払いごとの領収書を取っておきましょう。
②医療費控除の明細書を作成する
国税庁のホームページや税務署で入手できる「医療費控除の明細書」に、歯科のインプラント治療費を記入します。家族分の医療費もまとめて申告できます。
③確定申告書を作成・提出する
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。医療費控除の明細書と、歯科医院の領収書、源泉徴収票、還付先の口座情報を準備し、税務署に提出します。最近はe-Taxを利用すれば自宅のパソコンからも申告できます。
▼インプラントの医療費控除で注意すべき点
医療費控除を受けるにあたり、いくつか注意点があります。
まず、インプラント治療は「審美目的」ではなく「噛み合わせの機能回復」が目的である場合に控除対象となります。つまり、美容目的の治療は控除対象外です。松戸の歯科医院でも、患者さんからこの点について質問されることがよくあります。
次に、交通費です。治療のために歯科医院に通った際の公共交通機関の交通費は医療費控除の対象になりますが、自家用車のガソリン代や駐車場代は対象外です。松戸周辺の患者さんで電車やバスを利用される方は、交通費の記録を残しておくと良いでしょう。
また、保険金や給付金で補てんされた分は、医療費控除の対象から差し引かれる点にも注意が必要です。具体的には、医療保険からの入院給付金や高額療養費制度による支給額は差し引かれます。ただし、歯科のインプラント治療は通常保険外診療のため、ほとんどのケースではこの影響は少ないでしょう。
最後に、医療費控除は過去5年までさかのぼって申告が可能です。「数年前にインプラントを入れたけど申告していなかった」という方は、松戸の税務署に相談してみる価値があります。
まとめ
インプラント治療は費用が高額ですが、医療費控除を活用することで税金の負担を軽減できます。歯医者での治療に関心のある患者さんは、領収書や交通費の管理をきちんと行い、確定申告で正しく申告しましょう。当院、松戸のなないろ歯科クリニックでも、インプラント治療や医療費控除に関するご相談を承っています。お気軽にご相談ください。