2026-09-22

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。インプラントを使用している患者さんが「以前よりグラグラする」「噛むと動く感じがする」と感じた場合は、早めに歯医者へ相談することが大切です。インプラントの揺れには、比較的簡単な処置で対応できるケースから、インプラント体そのものに問題が起きているケースまであります。
インプラントは本来グラグラしない
インプラント治療では、チタンなどで作られたインプラント体を顎の骨へ埋入し、骨と安定した状態になったあとに人工歯を装着します。
天然歯には歯根膜というクッションの役割を持つ組織がありますが、インプラントには歯根膜がありません。
そのため、治療完了後のインプラント体が目で分かるほど動く状態は正常とはいえません。
人工歯だけが緩んでいることがある
「インプラントがグラグラする」と感じても、実際には顎の骨に埋まっているインプラント体ではなく、その上に取り付けられた人工歯だけが動いていることがあります。
インプラントの上部構造をネジで固定している場合、長期間の使用や噛み合わせの力によってネジが緩むことがあります。
この場合、状態によってはネジを締め直すことで対応できることもあります。
ただし、放置すると部品が破損する可能性があるため、早めの確認が必要です。
噛み合わせの負担が大きい場合
インプラントは虫歯にはなりませんが、強い噛み合わせの力によって部品や周囲の骨へ負担がかかることがあります。
歯ぎしりや食いしばりが強い患者さんは、特定のインプラントに過剰な力が集中することがあります。
必要に応じて噛み合わせを調整したり、就寝時にナイトガードを使用したりすることもあります。
インプラント周囲炎が原因の場合
天然歯に歯周病が起こるのと同じように、インプラントの周囲にも細菌による炎症が起こることがあります。
初期段階では歯茎だけに炎症が起こりますが、進行するとインプラントを支える骨が失われる「インプラント周囲炎」へ移行することがあります。
骨の吸収が進むとインプラント体が安定しなくなり、動揺することがあります。
歯茎の腫れや出血、膿、口臭などがみられる場合は注意が必要です。
骨との結合が得られていないケース
インプラントを埋入して間もない時期に動く場合は、骨との結合が十分得られていない可能性もあります。
インプラント手術後は、顎の骨とインプラントが安定するまで一定期間を置きます。
治癒期間中に強い力が加わったり、感染が起こったりすると、十分に骨と結合しないことがあります。
その場合には、インプラントを一度除去する必要が生じることもあります。
自分で締めたり触ったりしない
グラつきを感じても、指や舌で何度も動かして確認することは避けてください。
また、患者さん自身が器具などを使って人工歯を締めることも危険です。
部品の緩みなのか、インプラント体そのものが動いているのかは、歯科医院で診査しなければ判断できません。
受診までの間は、その部分で硬いものを噛むことをできるだけ避けましょう。
定期的なメンテナンスが重要
インプラントを長く使うためには、治療が終わったあとも定期的なメンテナンスが欠かせません。
歯科医院では、歯茎の状態や噛み合わせ、インプラント周囲の清掃状態などを確認します。
問題を小さい段階で発見できれば、大きなトラブルを防げる可能性があります。
まとめ
インプラントがグラグラする場合、人工歯を固定するネジの緩みから、噛み合わせ、インプラント周囲炎、骨との結合不良までさまざまな原因が考えられます。インプラント体そのものが動いている場合は特に早めの対応が必要です。松戸でインプラントの揺れや違和感を感じた患者さんは、無理に触らず歯医者へご相談ください。
