2025-05-17

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
インプラント治療を受けた患者さんから、「MRI検査を受けても大丈夫でしょうか？」というご質問をいただくことがあります。医療機関で行われるMRI検査は、磁力を利用するため、金属製のインプラントが影響を与えないか心配になる方もいらっしゃるでしょう。今回は、インプラント治療後のMRI検査について詳しく解説していきます。

インプラントした後もMRIは受けられます

結論からお伝えすると、インプラントをしていても基本的にMRI検査を受けることは可能です。
現在、歯科インプラントに使われる素材の多くはチタンやチタン合金であり、これらは非磁性体と呼ばれる、磁場に反応しにくい金属です。そのため、MRI検査中にインプラントが強く引き寄せられたり、位置が動いてしまったりする心配はほとんどありません。

また、MRI検査は放射線を使用しないため、歯科インプラント自体が損傷することもありません。治療後に虫歯や歯茎のトラブルを診る際も、必要に応じてCTやレントゲン検査が使われますが、MRIによってインプラントが悪影響を受けるリスクは極めて低いといえます。

とはいえ、すべての金属が安全とは限らないため、インプラント以外に体内に金属が入っている場合（例：心臓ペースメーカー、脳動脈クリップなど）は、事前に医師へ申告することが重要です。MRI機器の特性や撮影部位によっては、検査方法を調整することもあります。

歯医者や松戸周辺でインプラント治療を受けた患者さんも、安心してMRI検査を受けられるケースがほとんどですので、過度に心配する必要はありません。

インプラント後のMRIで注意すべきこと

インプラントを入れたあとにMRI検査を受ける際は、いくつかの注意点があります。

まず、検査を受ける前にインプラント治療歴を医療機関へ伝えることが大切です。
インプラントの種類や埋入位置、治療からの経過期間などを伝えることで、医師が安全に検査できるかを判断できます。特に治療から間もない場合は、骨との結合が完全でない可能性があるため、状況によっては検査を延期することも検討されます。

また、撮影部位によって画像に影響が出る場合があることも知っておきましょう。
インプラントがある部位の近くをMRIで撮影する場合、金属によるわずかな画像の乱れ（アーチファクト）が生じることがあります。例えば、頭部や顔面周辺のMRI検査では、画像の一部にノイズが入る可能性があります。ただし、検査そのものができなくなるわけではなく、医師が適切に対応するため、心配しすぎる必要はありません。

最後に、日常的なメンテナンスを欠かさないことも大切です。
インプラント周囲の歯茎が健康であることは、長期間安定した状態を保つために不可欠です。虫歯や歯茎の炎症を予防するためにも、歯科医院での定期検診を受け、歯や噛み合わせのチェックを欠かさないようにしましょう。

松戸のなないろ歯科クリニックでは、インプラント治療後のメンテナンスや、患者さんの不安を解消するサポートも行っていますので、何か気になることがあればいつでもご相談ください。

まとめ

インプラント治療後も、基本的には問題なくMRI検査を受けることができます。ただし、検査前には必ずインプラント治療歴を伝え、医療機関の指示に従うことが大切です。松戸周辺で歯科治療やインプラントに関心がある方は、なないろ歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。患者さん一人ひとりのお口の健康を、これからも丁寧にサポートしてまいります。