2024-11-24
皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
虫歯予防の一環として、小さなお子さんや噛み合わせの部分に虫歯ができやすい方におすすめの「シーラント」という方法があります。今回は「シーラントとは?」という疑問にお答えし、その効果について詳しく解説していきます。
シーラントとは?
シーラントは、主に奥歯の溝にある虫歯の予防を目的とした保護材です。奥歯の噛み合わせ部分には細かな溝が多くあり、食べ物のカスや歯垢が溜まりやすいため、虫歯ができやすい箇所でもあります。特にお子さんは歯磨きの技術が未熟なこともあり、このような部分に虫歯ができやすい傾向があります。そこで役立つのが「シーラント」です。
シーラントは、奥歯の溝を特殊な樹脂でコーティングすることで、食べ物や歯垢が溝に入り込むのを防ぎ、虫歯予防を図る治療法です。治療手順はとても簡単で、まず歯をきれいにクリーニングし、必要に応じて溝をわずかに拡げることもあります。その後、シーラント材を塗布し、専用の光を当てて硬化させます。このようにして、奥歯の溝が保護され、虫歯のリスクを減らすことが可能です。
シーラントは痛みがなく、麻酔も必要ないため、お子さんにとっても負担が少ない治療方法です。また、シーラントを施すことで、歯の溝が埋められ、歯ブラシでの清掃がしやすくなり、結果的に虫歯予防効果が高まります。
シーラントによって得られる虫歯予防効果
シーラントは特に虫歯の初期段階に効果的です。溝の深い奥歯は食べ物の残留物が溜まりやすく、虫歯のリスクが高い部分です。このシーラントを施すことで、物理的に溝を埋めてしまい、食べ物のカスがたまりにくくなります。そのため、歯ブラシが届きにくい部分も効果的に守ることができます。
また、シーラント材にはフッ素が含まれていることが多く、これが歯に作用することでさらに虫歯の予防効果が期待できます。フッ素は歯の再石灰化を促進し、初期虫歯を防ぐ働きがあるため、シーラントと併用することでより強力な虫歯予防が可能になります。
シーラントの持続期間はおおよそ数年ですが、定期的な歯科検診を通じてシーラントがしっかり機能しているか確認し、必要に応じて追加することで、長期的に虫歯予防の効果を維持することができます。松戸周辺にお住まいの方で、虫歯が心配なお子さんや、ご自身の奥歯の虫歯予防に関心のある方は、ぜひ歯医者でシーラントについて相談してみてください。
まとめ
シーラントは、奥歯の溝を保護し虫歯予防に効果的な方法です。痛みが少なく簡単に施術できるため、お子さんをはじめ、虫歯リスクが高い方におすすめです。松戸のなないろ歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合った虫歯予防のご提案を行っております。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。