2025-02-16

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
近年、目立ちにくく、取り外しが可能なマウスピース矯正が人気を集めています。矯正治療を考える際、「マウスピース矯正は抜歯が必要ないの?」という疑問をお持ちの患者さんも多いのではないでしょうか。実際のところ、マウスピース矯正は非抜歯のケースに適していることが多いですが、場合によっては抜歯が必要になることもあります。今回は、マウスピース矯正における抜歯の必要性について詳しく解説します。
マウスピース矯正でも抜歯が必要なこともある
「マウスピース矯正は抜歯が不要」という印象を持たれることが多いですが、すべての症例で抜歯が不要とは限りません。歯並びの状態や噛み合わせの問題によっては、抜歯が必要になるケースもあります。
例えば、歯のスペースが極端に不足している場合、無理に歯を並べると歯列が前方に突出し、噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。このようなケースでは、抜歯によってスペースを確保し、適切な位置に歯を移動させることが求められます。また、上下の顎のバランスが悪く、突出感が強い場合にも、抜歯が必要になることがあります。
さらに、歯周病の影響で歯茎が下がっているケースや、虫歯が進行している歯がある場合も、抜歯を検討することがあります。これらの状態では、無理に矯正を行うと歯の健康が損なわれる恐れがあるため、慎重な判断が必要です。
マウスピース矯正では、抜歯が必要なケースでも、従来のワイヤー矯正と比べて歯の移動に制限があるため、治療計画の精密な設計が求められます。歯医者に相談し、適切な治療方針を立てることが大切です。
マウスピース矯正は非抜歯症例が向いている
マウスピース矯正は、基本的に非抜歯の症例に適している治療法です。軽度から中等度の歯並びの乱れであれば、歯を抜かずに矯正が可能な場合が多いです。
例えば、軽度の叢生(歯が重なり合っている状態)の場合、歯の周囲のスペースを少しずつ広げることで、歯を抜かずに整えることができます。また、歯列が全体的に前に出ている場合も、歯の傾斜を調整することで、自然な位置に戻すことが可能です。
マウスピース矯正の大きな特徴は、歯を少しずつ動かすことで、患者さんの負担を軽減しながら治療が進められる点です。特に、顎の成長が見込める若年層の場合は、歯列の拡大を利用してスペースを確保し、抜歯を回避できる可能性があります。
また、マウスピース矯正は、歯磨きがしやすいため、虫歯や歯周病のリスクを軽減できる点も魅力です。ワイヤー矯正の場合、装置の間に食べ物が詰まりやすく、適切なケアを怠ると虫歯のリスクが高まります。その点、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、日常的な口腔ケアがしやすく、健康な歯茎を維持しながら矯正治療を進められます。
ただし、非抜歯での矯正を希望される場合でも、歯並びの状態によっては抜歯が必要となることもあります。松戸のなないろ歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりの歯の状態をしっかりと診断し、最適な治療プランをご提案しています。
まとめ
マウスピース矯正は、非抜歯のケースに向いている治療法ですが、歯のスペース不足や噛み合わせの問題がある場合には、抜歯が必要となることもあります。歯医者で適切な診断を受けることで、ご自身に合った矯正治療を選ぶことが大切です。
松戸のなないろ歯科クリニックでは、患者さんの歯並びや噛み合わせを丁寧に診察し、最適な矯正治療をご提案いたします。マウスピース矯正について気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。