2026-09-11

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。マウスピース矯正中に虫歯が見つかると、「矯正は中断になる?」「今使っているマウスピースは使えなくなる?」と不安になる患者さんもいらっしゃいます。実際の対応は虫歯の位置や大きさによって異なります。今回は、マウスピース矯正中に虫歯ができた場合の対応と予防について解説します。
矯正中でも虫歯になることはある
マウスピース矯正は装置を取り外して歯磨きができるため、固定式のワイヤー矯正と比べて清掃しやすいという特徴があります。
しかし、マウスピースを長時間装着する治療である以上、虫歯のリスクがなくなるわけではありません。
歯に糖分や汚れが残った状態でマウスピースを装着すると、唾液による洗浄作用が働きにくくなり、虫歯ができやすい環境になることがあります。
小さな虫歯なら矯正を続けられることも
初期の小さな虫歯で、歯の形をほとんど変えずに治療できる場合は、マウスピース矯正を継続しながら虫歯治療を行えるケースがあります。
一方、コンポジットレジンなどで大きく修復すると歯の形が変わるため、それまで使用していたマウスピースが合わなくなることがあります。
治療のタイミングは矯正の進行状況も考慮して判断します。
大きな虫歯では矯正を一時中断することも
虫歯が神経近くまで進行している場合は、矯正よりも虫歯治療を優先します。
神経の治療や被せ物が必要になると、歯の形が大きく変化するため、マウスピースを作り直す必要が生じることもあります。
また、痛みや歯茎の腫れがある状態で歯を動かすことは適切ではありません。必要な歯科治療を終え、口腔内が安定してから矯正を再開します。
勝手にマウスピースを中断しない
虫歯が見つかったからといって、患者さんの判断でマウスピースの装着を止めることは避けましょう。
長期間装着を中断すると、移動した歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こり、現在のマウスピースが入らなくなる可能性があります。
虫歯治療を受ける歯医者と矯正を担当する歯科医院が異なる場合は、マウスピース矯正中であることを必ず伝えてください。
マウスピースを付けたまま飲食しない
基本的に、水以外の飲食をするときはマウスピースを外します。
特に砂糖を含む飲み物をマウスピース装着中に飲むと、糖分を含む液体が歯と装置の間にとどまりやすくなります。
スポーツドリンクやジュース、砂糖入りのコーヒーなどを頻繁に飲む習慣がある患者さんは注意しましょう。
食後は歯磨きをしてから装着する
食後は可能な範囲で歯磨きをしてからマウスピースを装着します。
歯ブラシだけでは落としにくい歯と歯の間の汚れには、デンタルフロスや歯間ブラシの使用も有効です。
また、マウスピース自体にもプラークが付着するため、日常的に洗浄して清潔な状態を保ちましょう。
矯正中も定期検診が大切
歯並びを確認する診察だけでなく、虫歯や歯周病のチェックも重要です。
初期の虫歯であれば、歯を大きく削らずに経過観察できることもあります。矯正中だからこそ、早期発見が治療計画への影響を小さくするポイントです。
まとめ
マウスピース矯正中に虫歯ができても、必ず矯正を中断するわけではありません。小さな虫歯なら矯正と並行して治療できることもありますが、大きな修復や根管治療が必要な場合には治療計画の変更が必要です。松戸でマウスピース矯正中の虫歯が気になる患者さんは、自己判断で装着を止めず、歯科医師へご相談ください。
