2025-03-08

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
入れ歯は、歯を失った方がしっかりと噛めるようにするための大切な治療法です。しかし、「最初は快適だったのに、だんだん合わなくなってきた」「違和感が強くて食事がしにくい」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、入れ歯が合わなくなる原因とその対処法について詳しく解説します。松戸周辺で歯医者をお探しの方や、入れ歯の調整を考えている方の参考になれば幸いです。
入れ歯が合わなくなる原因
入れ歯が合わなくなる原因はさまざまですが、大きく分けて以下のようなものがあります。
1. 顎の骨や歯茎の変化
入れ歯を装着した後、時間とともに顎の骨が痩せたり、歯茎が変化したりすることがあります。これは、歯を失ったことによる自然な変化であり、特に総入れ歯の方に多く見られます。顎の形が変わることで、入れ歯が浮いたり、ズレたりしやすくなります。
2. 噛み合わせの変化
入れ歯は、天然歯と同じように噛む力を分散させる役割を持っています。しかし、長期間使用するうちに噛み合わせが変化し、入れ歯の安定性が損なわれることがあります。特に、部分入れ歯の場合、残っている歯が動いたり、すり減ったりすることでバランスが崩れることがあります。
3. 入れ歯の摩耗や変形
入れ歯の人工歯は、日常的に噛むことで徐々に摩耗していきます。また、長期間の使用により入れ歯のプラスチック部分が変形することもあります。これにより、最初はぴったりと合っていた入れ歯でも、徐々にフィット感が失われることがあります。
4. 清掃やメンテナンス不足
入れ歯は適切なケアを怠ると、汚れや歯石が付着しやすくなります。これにより、入れ歯が歯茎に正しく密着せず、ズレたり痛みを引き起こしたりすることがあります。また、汚れが原因で口内炎を起こし、さらに不快感を増すこともあります。
合わない入れ歯の対処法
入れ歯が合わなくなった場合、自己判断で放置せず、歯科で適切な対応を受けることが重要です。以下の方法で改善が可能です。
1. 入れ歯の調整や修理
入れ歯がズレたり痛みを感じたりする場合、歯科での調整が必要です。調整を行うことで、フィット感が向上し、快適に使用できるようになります。また、ひび割れや欠けがある場合は、修理することで長く使用できます。
2. リベースやリライニング
顎の形が変わり、入れ歯が合わなくなった場合は、リベース(入れ歯の裏打ちを新しくする処置)やリライニング(内面の形を修正する処置)が効果的です。これにより、入れ歯と歯茎の密着性が向上し、ズレを防ぐことができます。
3. 定期的な歯科検診
入れ歯を快適に使い続けるためには、定期的に歯科を受診し、噛み合わせや入れ歯の状態をチェックしてもらうことが大切です。特に、部分入れ歯の方は、残っている歯の状態を確認し、適切なメンテナンスを受けることで、入れ歯が長持ちします。
4. 入れ歯の清掃とケア
入れ歯の清潔を保つことで、フィット感の低下や口内トラブルを防ぐことができます。専用の入れ歯洗浄剤を使って定期的に洗浄し、就寝時は外して清潔な状態を維持しましょう。また、歯茎のマッサージを行うことで、健康な歯茎を保つことも大切です。
5. 新しい入れ歯の作成やインプラントの検討
入れ歯の劣化が進み、修理や調整では改善できない場合、新しい入れ歯の作成を検討することも一つの選択肢です。また、より安定した噛み心地を求める方には、インプラント治療を併用した「インプラントオーバーデンチャー」などの方法もあります。自分に合った治療法を歯科医と相談しましょう。
まとめ
入れ歯が合わなくなる原因には、顎の骨や歯茎の変化、噛み合わせのずれ、入れ歯の摩耗や変形などが関係しています。違和感を感じた場合は、歯医者で適切な調整や修理を受けることが大切です。松戸のなないろ歯科クリニックでは、入れ歯の調整や新規作製の相談を承っております。快適な入れ歯ライフをサポートするため、ぜひ一度ご相談ください。