2025-05-04

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
入れ歯を使用している患者さんの中には、「入れ歯がずれる」「外れやすい」といった悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。そんなとき、入れ歯安定剤は強い味方になります。しかし、使い方を誤ると、かえってお口のトラブルを招くことも。今回は、入れ歯安定剤の正しい使い方と注意点について、わかりやすくご紹介します。
入れ歯安定剤の正しい使い方
入れ歯安定剤は、あくまで補助的なアイテムです。噛み合わせや歯茎に問題がある場合は、まず歯医者で診てもらうことが大切です。そのうえで、正しく使用するためのポイントをご紹介します。
1. 入れ歯を清潔に保つ
まず、使用前に入れ歯をしっかりと洗浄しましょう。汚れがついたままだと、安定剤の効果が十分に発揮されないだけでなく、虫歯や歯茎の炎症を引き起こすリスクも高まります。専用のブラシと洗浄剤を使い、丁寧にケアしてください。
2. 適量を守る
安定剤は少量を均一に塗ることが基本です。多くつけすぎると、かえって入れ歯が浮きやすくなったり、噛み合わせにズレが生じることもあります。種類によって適量は異なりますが、目安は米粒2〜3粒程度。製品に記載されている使用方法をよく確認してから使いましょう。
3. しっかりと装着する
安定剤を塗布した後は、入れ歯を口に入れ、数秒間しっかりと噛んで密着させます。すぐに飲食を始めず、安定するまで少し待つとよりフィット感が高まります。
4. 夜は必ず外す
就寝中は、入れ歯と歯茎を休ませるためにも、必ず外しましょう。安定剤がついたまま長時間放置すると、歯茎に負担がかかり、炎症や口内トラブルの原因になります。
入れ歯安定剤の注意点
入れ歯安定剤は便利ですが、使い方を間違えるとトラブルを招くことがあります。注意点も併せて確認しておきましょう。
1. 長期間の連続使用は避ける
安定剤を頼りすぎると、入れ歯自体の不具合や歯茎の変化に気づきにくくなります。松戸周辺で歯科をお探しの方も、少しでも違和感を覚えたら、早めに歯医者でチェックを受けるようにしましょう。
2. 歯茎に異常があればすぐ受診
安定剤使用中に、歯茎の痛みや腫れ、口内炎ができた場合は、すぐに使用を中止して歯科を受診してください。放置すると症状が悪化し、治療が長引く可能性があります。
3. 安定剤の種類を選ぶ
市販の安定剤には、クリームタイプ、パウダータイプ、シートタイプなどさまざまな種類があります。ご自身の入れ歯やライフスタイルに合ったものを選ぶことも大切です。選び方に迷ったら、歯科医院で相談されることをおすすめします。
4. 入れ歯が合わないと感じたら調整を
安定剤はあくまで一時的な補助です。入れ歯が合わないと感じたら、安定剤でごまかさず、歯医者で調整してもらいましょう。噛み合わせのズレは、歯茎への負担を増やし、長期的な健康リスクにもつながります。
まとめ
入れ歯安定剤は、正しく使えば快適な生活をサポートしてくれる心強い存在です。しかし、頼りすぎや誤った使い方は、かえって歯茎や噛み合わせに悪影響を及ぼすこともあります。松戸周辺で歯医者をお探しの患者さんは、入れ歯に関して気になることがあれば、いつでも松戸のなないろ歯科クリニックへご相談ください。お一人おひとりに合った適切なアドバイスと治療をご提案いたします。