2025-06-14

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
「前歯だけ歯並びを整えたいけれど、全体の矯正は大がかりで不安」という患者さんは意外と多くいらっしゃいます。今回は、そんな方に向けて、前歯だけを対象としたマウスピース矯正の方法や治療期間について、歯医者の立場から詳しく解説します。松戸周辺で歯科治療に関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
▼前歯だけマウスピース矯正する方法
前歯だけのマウスピース矯正は、「部分矯正」と呼ばれ、前歯6本程度を対象に歯並びを整える治療法です。全体矯正と違って奥歯は動かさず、主に見た目の改善を目的としています。
マウスピース矯正は、患者さん一人ひとりの歯型をデジタルスキャンして作成する透明の装置を使用します。目立ちにくく取り外し可能なため、虫歯予防や歯茎の健康維持の観点でも優れています。また、歯医者での定期的な確認によって、噛み合わせが大きくずれないよう管理しつつ治療が進むのも大きな特徴です。
ただし、部分矯正は「誰でもできるわけではない」という点に注意が必要です。奥歯の噛み合わせに問題がある場合や、歯のねじれや大きな移動が必要なケースでは、部分矯正は適応外となることがあります。松戸の歯科でも、治療前には必ず精密な検査を行い、患者さんの口腔内の状態を正確に診断します。
▼前歯だけのマウスピース矯正の治療期間
部分矯正は全体矯正に比べて歯の移動距離が短いため、治療期間も比較的短めです。平均的には約3か月~半年程度で終了するケースが多いですが、患者さんの歯並びの状態や噛み合わせの複雑さによって前後します。
例えば、軽度のすきっ歯や前歯の傾き調整であれば、3~4か月で治療が完了する場合があります。一方、ねじれや多少の重なりがある場合は、半年程度かかることもあります。また、治療後は後戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を使用することが推奨されます。これを怠ると、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまうリスクがあります。
治療中は、マウスピースを1日20時間以上装着する必要があります。これを守らないと、予定より長引く可能性があるため、患者さんご自身の協力がとても重要です。松戸の歯医者としては、患者さんが快適に続けられるよう、こまめなフォローと歯科衛生士によるケアを行っています。虫歯のチェックや歯茎の健康管理も並行して行うことで、治療中のトラブルを未然に防ぎます。
▼まとめ
前歯だけのマウスピース矯正は、短期間かつ目立たない治療法として人気がありますが、適応できるかどうかは患者さんの噛み合わせや歯並びの状態によります。松戸で歯科治療をお考えの方は、まず歯医者で精密検査を受け、専門的なアドバイスをもらうことが大切です。当院では患者さんの希望を丁寧に伺い、最適な治療法をご提案しています。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。