2023-10-27
先日SNSで思わず
え?なに?何?!ナニーーー?
と声に出してしまう投稿をみました。
内容は・・・
フッ素は毒!歯医者でもらった
高濃度フッ素配合歯磨剤捨てました!!
と いう内容のものです💦
コメント欄にも辛辣な言葉がズラリと。。。
この投稿をみた瞬間に私は
なんかヤバイ・・・
誤認してる人たくさんいるかも・・・
そんな風に感じたので今日は”フッ素”についての投稿です!
お伝えしたいことが多すぎてシリーズ化しちゃうかもしれませんが
どうかお付き合いくださいませ(*- -)(*_ _)ペコリ
vol.1 フッ素の正体
当院で予防目的に歯に塗布しているフッ素と呼ばれているアレ。
正しくはフッ化ナトリウム(NaF)というものなのです。
※これはフッ化物という分類になります。
ちなみにフッ素(F)は天然に存在する元素の1つで
原子番号9 分子量19 周期律表のなかでハロゲン族に分類され塩素(CI)臭素(Br)ヨウ素(I)などが仲間です。
フッ素はたいへん反応性が強い元素で、非常に強い酸化作用があるため他の元素と結びついた化合物として存在しています。自然界では単一の元素として存在することはありません。
もしフッ素(F)が単体で存在するとしたら、それは毒になるでしょう。
なので単体でフッ素が存在していた場合SNSでみたフッ素は毒!危険!というのは正解になります。
しかしここからが誤認で、歯科で取り扱われているフッ素はフッ化化合物ということ。
化合物として何かと結びついて性質を変化させ安全なものになっている。ということの理解や認識のズレで今回見たような投稿があったのかと思われます。
・・・・難しいですよね💦実は書いてる私(衛生士)も混乱しそうです( ̄▽ ̄;)
例えるなら 水(H₂O)や塩(NaCl)ですかね
水(H₂O)=水素2個(H₂)+酸素(O)と原子同士がくっついて水になっていますね。
塩も塩素とナトリウムがくっついて組成されています。
塩素単体だと腐食性、毒性があり
ナトリウムは水と触れると爆発する危険物
この2つが組み合わさると 塩 に。
なんだか難しくて不思議・・・文系の私はもう爆発しそうです🤯
少しそれてしまいましたが、先ほども書いたように歯科で扱われているフッ素(フッ化化合物=フッ化物)も同じ原理で組み合わさることで安全なものになっているのでご安心ください🍀
おや?ところでちょいちょいでてくる”フッ化物”とは何者?!
・・・実は虫歯予防に有効なフッ素(フッ化物)は3種類あるのです。
それらを患者さんに説明するときに簡単にわかりやすく”フッ素”という表現になっているのです✨
そんなフッ素の種類や使い分けについては
次回以降記事を書きます✍
フッ素の効果や注意する点なども
今後記事にしていきます😉
(書ききれずシリーズ化決定です。温かい目で見て頂けたら幸いです。)
余談になりますが、フッ素以外にも虫歯対策は多くの方法があります。
生活や歯質によってその方法は異なってきます。
自分には何が合うのか、お子さんには何がいいのか・・・
悩まれている方は是非一度 ご相談にいらしてください♪
長くなりましたが 最後までお読みいただきありがとうございました🐣
to be continued…