2026-11-07

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。子どもは転倒やスポーツなどで前歯をぶつけることがあります。見た目に大きな異常がなくても、歯の根や神経にダメージを受けているケースがあるため注意が必要です。今回は、子どもが歯をぶつけたときに確認したい症状や、自宅での対応、歯医者を受診する目安について解説します。
まず口の中を確認する
歯をぶつけたら、まず落ち着いて口の中を確認しましょう。唇や歯茎から出血していないか、歯が欠けていないか、位置がずれていないか、グラグラしていないかを見ます。
出血している場合は、清潔なガーゼなどで優しく圧迫します。口の外側が腫れている場合は、タオルなどで包んだ保冷剤を頬の外側から当てることで腫れを抑えられることがあります。
ただし、強く冷やし続けることは避けましょう。
歯が欠けた場合
転倒などによって前歯の一部が欠けることがあります。
小さな欠けであれば痛みがない場合もありますが、深く欠けると歯の神経が露出することがあります。冷たいものがしみる、強い痛みがある、歯の中心付近に赤い部分が見える場合には早めの治療が必要です。
欠けた歯の破片が見つかった場合は、乾燥させずに保管して歯科医院へ持参しましょう。状態によっては、破片を治療に利用できることがあります。
歯がグラグラ・位置がずれている場合
強い衝撃を受けると、歯そのものが揺れたり、内側や外側へ位置が変わったりすることがあります。
このような場合には、指で何度も触ったり、自分で元の位置へ戻したりしないでください。
永久歯では、状態によって元の位置へ戻して固定する治療を行うことがあります。乳歯では、下にある永久歯への影響も考慮して治療方針を決定します。
永久歯が完全に抜けた場合は急いで受診
外傷によって永久歯が完全に抜けた場合は、できるだけ早く歯医者を受診することが重要です。
抜けた歯は根の部分を強く触らず、歯冠と呼ばれる白い部分を持ちます。汚れていても強くこすらないようにしてください。
保存する場合には歯の保存液が理想ですが、用意できなければ牛乳に入れて持参する方法があります。乾燥させると歯の根の表面にある細胞が傷つくため注意が必要です。
なお、乳歯が抜けた場合は、永久歯とは異なり基本的に元の場所へ戻しません。
見た目に異常がなくても注意
歯をぶつけた直後には問題がなくても、数週間から数か月後に歯の色が変わることがあります。
これは外傷によって神経が損傷した可能性を示す変化の一つです。また、歯茎が腫れたり、膿の出口のようなできものができたりすることもあります。
そのため、強くぶつけた場合には一度歯科で診査を受け、その後も経過を確認することが大切です。
頭を強く打った場合は別の受診も必要
転倒時に歯だけでなく頭部を強く打っている場合には注意してください。
意識を失った、繰り返し吐く、強い頭痛がある、普段と様子が違う場合は、歯科よりも全身状態の確認を優先し、医療機関を受診する必要があります。
まとめ
子どもが歯をぶつけた場合、欠け・揺れ・位置のずれ・出血などを確認し、異常があれば早めに歯科を受診しましょう。特に永久歯が抜けた場合は迅速な対応が重要です。松戸でお子さんの歯の外傷にお困りの方は、見た目に大きな変化がなくても歯医者へ相談し、必要な診査を受けましょう。
