2026-10-18

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。子どもの歯に黒や茶色の部分を見つけると、「虫歯になったのでは?」と心配になる保護者の方も多いでしょう。乳歯の変色は虫歯による場合もありますが、飲食物による着色や外傷など、異なる原因も考えられます。今回は、乳歯が黒い・茶色いときに考えられる原因と歯医者を受診する目安を解説します。
乳歯が黒い・茶色い原因は一つではない
乳歯の色が変わっている場合、まず考えられるのが虫歯です。
しかし、黒い部分があるだけで虫歯と断定することはできません。
歯の表面への着色、以前ぶつけたことによる神経の変化、歯石などでも色が違って見えることがあります。
原因によって治療の必要性が異なるため、見た目だけで判断しないことが重要です。
虫歯による変色
虫歯は初期には白っぽく濁って見えることがありますが、進行すると茶色や黒色になる場合があります。
歯の表面に穴が開いている、食べ物が頻繁に詰まる、冷たいものや甘いものを口にしたときに痛がるといった症状があれば、虫歯の可能性があります。
ただし、乳歯の虫歯は永久歯と比べて進行が早いことがあります。
子どもが痛みを訴えていなくても、深く進んでいるケースがあるため注意が必要です。
食べ物などによる着色
お茶や食品に含まれる色素などが歯の表面に付着し、茶色く見えることがあります。
このような着色は歯の表面に付いているだけで、虫歯とは異なります。
また、歯と歯茎の境目などに色素が付着すると、線状に黒く見えることもあります。
歯科医院で専用の器具を使って清掃すると取り除ける場合があります。
ぶつけた歯が黒くなることも
転倒や遊具への衝突などで前歯を強くぶつけると、その後しばらくして乳歯が灰色や黒っぽく変色することがあります。
これは外傷によって歯の内部にある神経や血管が損傷したことが原因です。
変色してもすぐ治療が必要になるとは限りませんが、歯茎が腫れる、膿が出る、強く痛がるなどの症状があれば治療が必要になることがあります。
過去に歯をぶつけた経験がある場合は、受診時に歯科医師へ伝えてください。
自宅で虫歯と着色を見分けられる?
見た目だけで正確に判断することは難しいでしょう。
「歯ブラシで磨いても取れないから虫歯」「黒いけれど穴がないから着色」とは限りません。
歯と歯の間の虫歯は外からほとんど見えないこともあり、必要に応じてレントゲンを撮影して確認する場合があります。
気になる変色を見つけたら、無理に爪などで削らないようにしてください。
乳歯の虫歯を放置しない
「乳歯はいずれ抜けるから治療しなくてもよい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、虫歯が進行すると痛みが出たり、歯茎に膿がたまったりすることがあります。
また、虫歯によって乳歯を早い時期に失うと、その後に生える永久歯のスペースに影響するケースもあります。
まとめ
乳歯の黒色や茶色の変化には、虫歯だけでなく、着色や外傷などさまざまな原因があります。見た目だけで正しく判断することは難しいため、変色に気づいたら歯科で確認することが大切です。松戸で子どもの乳歯の色が気になる保護者の方は、症状がなくても歯医者へご相談ください。
