2025-04-24

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
歯周病といえば、大人の病気というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし実は、お子さんでも歯周病にかかる可能性があります。今回は、子どもの歯周病の特徴と、予防のポイントについてご紹介します。
子どもの歯周病について
一般的に「歯周病」は、大人に多い病気と思われがちですが、子どもでも歯周病の初期段階である「歯肉炎」になることがあります。特に、永久歯に生え替わる時期は、歯茎が炎症を起こしやすく注意が必要です。
子どもの歯周病は、歯と歯茎の境目にプラーク(歯垢)が溜まり、それに含まれる細菌が原因で歯茎が腫れたり、出血したりする「歯肉炎」が中心です。この段階ではまだ骨の破壊は起こっていませんが、放置すれば将来的に重度の歯周病につながる恐れもあります。
特に思春期に差しかかる頃には「思春期性歯肉炎」という、ホルモンの影響で歯茎の炎症が悪化することもあります。これは、女性ホルモンの分泌量が増える影響で歯茎の毛細血管が拡張し、炎症を起こしやすくなるためです。
また、小児の歯周病で注意したいのが「若年性歯周炎」と呼ばれるまれな疾患です。これは家族性の要素も強く、進行が早いため、早期発見と対応が重要です。永久歯の生え始めに歯がグラグラする、歯茎から膿が出るといった症状がある場合は、早めに松戸の歯医者に相談しましょう。
こうした症状は一見、虫歯の痛みがなくても見逃されやすいため、定期的な歯科検診を受けることが大切です。松戸のなないろ歯科クリニックでは、予防を重視した小児歯科診療を行っております。
子どもの歯周病を予防する方法
子どもの歯周病を防ぐためには、日々の歯みがきと保護者の関わりがとても大切です。まず基本となるのは、正しいブラッシングです。特に仕上げ磨きは、小学校高学年頃までは続けるようにしましょう。歯並びの関係で磨き残しが出やすい部分や、歯と歯の間に溜まったプラークを丁寧に取り除くことが予防の鍵です。
また、歯間ブラシやフロスを使った補助清掃もおすすめです。大人と同じように、お子さんでも歯と歯の間にプラークが溜まります。習慣化することで、将来的にも正しいセルフケアができるようになります。
食生活も歯周病予防には大きく関わります。甘いお菓子やジュースなど糖分の多いものを控え、バランスの良い食事を心がけましょう。よく噛んで食べることは唾液の分泌を促し、口腔内の自浄作用を高めます。噛み合わせにも良い影響を与えるため、成長期のお子さんにはとても重要です。
そして、何よりも定期的な歯科受診が欠かせません。虫歯のチェックだけでなく、歯茎の状態、歯石の有無、ブラッシングの癖など、専門的な視点で口腔内を確認することができます。松戸にある当クリニックでは、小さなお子さんでも通いやすい環境づくりに努めています。
子どもが「歯医者は怖い」と思ってしまう前に、楽しく通える歯科体験を通じて、健康な口腔環境を育てていきましょう。
まとめ
子どもも歯周病になる可能性がありますが、早期に発見し、日々のケアを丁寧に行うことで予防が可能です。正しい歯みがきや食生活、定期的な歯科受診で、お子さんの大切な歯と歯茎を守りましょう。松戸で小児歯科をお探しの方は、なないろ歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。