2025-09-07

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。お子さんが成長していく中で、「小児歯科は何歳まで通えばいいの?」という疑問を持たれる方は少なくありません。小児歯科と一般歯科の違いや移行のタイミングを知ることで、将来の虫歯や歯並びのトラブルを予防し、健やかな口腔環境を維持することにつながります。今回は、小児歯科の対象年齢と一般歯科へ移行するメリットについて解説します。
▼小児歯科は何歳まで通うべきか?
小児歯科は、乳歯が生え始める時期から永久歯が生えそろうまでを対象としています。一般的には 中学生頃まで を目安に通われる方が多く、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に特に重要な役割を果たします。この時期は虫歯のリスクが高いだけでなく、噛み合わせや歯並びの発育に影響を与える大切な時期だからです。
小児歯科では、年齢や歯の発達段階に応じて診療内容を調整します。例えば、幼児期は歯磨き習慣の確立や虫歯予防が中心ですが、小学校高学年以降は永久歯の生え方や噛み合わせのチェック、矯正の必要性の判断が加わります。また、思春期にかけては食生活や生活習慣の変化により歯茎の炎症が起きやすく、歯周病の初期症状が見られることもあります。
「何歳までが小児歯科」と明確に区切られているわけではありませんが、永久歯列が完成する 12〜15歳頃 を一つの目安にすると良いでしょう。ただし、患者さんによっては歯並びや虫歯のリスクが高い場合、引き続き小児歯科でのフォローが適しているケースもあります。
▼一般歯科に移行するメリットは?
中学生から高校生へと成長するにつれ、永久歯がそろい大人と同じ口腔環境になります。そのため、一般歯科へ移行することでより適切な診療が受けられるメリットがあります。
1. 大人と同じ治療環境
一般歯科では虫歯治療や歯周病治療、クリーニングなど大人向けの診療が充実しています。歯茎の状態を含めて総合的に診察できるため、長期的に安定した口腔環境を整えることができます。
2. 噛み合わせの安定チェック
思春期以降は顎の成長が落ち着いてくるため、噛み合わせの確認が重要になります。一般歯科では成人の噛み合わせに準じた評価が可能であり、必要に応じて矯正治療や補綴治療につなげられます。
3. 生活習慣に合わせた予防
高校生以降は部活動や受験勉強などで生活リズムが変わり、虫歯や歯茎のトラブルが起きやすくなります。一般歯科では大人に近い視点で予防プランを立てることができ、定期検診やクリーニングで健康維持をサポートします。
4. 長期的なかかりつけ歯科の確立
小児歯科から一般歯科へ自然に移行することで、長年にわたり口腔状態を把握した歯科医師による継続的な診療が受けられます。特に松戸周辺で歯医者を探している方にとって、地域に根ざした歯科での一貫したサポートは大きな安心につながります。
まとめ
小児歯科は乳歯が生え始める時期から永久歯がそろう中学生頃までを対象としています。その後は一般歯科に移行し、虫歯や歯茎の健康、噛み合わせの安定を見守ることが大切です。患者さんの成長に合わせて適切なタイミングで移行することで、将来にわたって健康な歯を維持することができます。松戸で歯医者をお探しの方も、ぜひ参考にしてください。