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小児矯正でも後戻りするの?

2025-10-19

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
小児矯正は成長期を利用して歯並びや噛み合わせを整える効果的な治療ですが、「せっかく矯正しても後戻りしないの?」と不安に思う患者さんも少なくありません。今回は、小児矯正における後戻りの可能性と、その防ぎ方について詳しく解説します。

小児矯正の後戻りについて

1期治療(乳歯と永久歯が混ざった時期)

1期治療は、歯並びを整えるというよりも、顎の成長や歯列の幅をコントロールすることが目的です。顎が小さいお子さんや、噛み合わせにズレがある場合に行われます。この段階では、将来的に永久歯が正しく並ぶための土台作りをするため、治療後に永久歯の生え方次第で再び歯列に不正が出ることもあります。つまり、1期治療を終えただけでは「完全に後戻りを防げる」とは限らないのです。

2期治療(永久歯が生え揃ってから)

2期治療では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などを用いて、最終的な歯並びや噛み合わせを仕上げます。この段階での治療も、治療後に何もしなければ歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。特に成長期は歯や顎が動きやすいため、適切な保定(リテーナーの使用)が不可欠です。

後戻りが起きやすいケース

  • 舌で歯を押す癖(舌癖)がある
  • 口呼吸が習慣になっている
  • 指しゃぶりなどの習癖が残っている
  • 歯茎や顎の成長が不安定な時期に治療を終えた場合

このような場合には、歯科医院での定期的な経過観察がとても重要になります。

小児矯正の後戻りを防ぐ方法

保定装置(リテーナー)の使用

矯正治療が終わった後は、リテーナーと呼ばれる保定装置を一定期間使う必要があります。歯は動かした直後が一番不安定で、歯茎や骨にまだ定着していないため、リテーナーで支えることが不可欠です。装着期間や時間は患者さんの歯並びや成長の度合いによって異なるため、必ず歯医者での指示に従いましょう。

習癖の改善

舌で前歯を押す、頬杖をつく、口呼吸などの習慣は、後戻りの大きな原因になります。必要に応じてMFT(口腔筋機能療法)を取り入れ、舌や唇、頬の筋肉のバランスを整えることも有効です。

定期検診での経過観察

松戸のなないろ歯科クリニックでも、矯正後は数か月ごとの定期検診をおすすめしています。歯科医師が噛み合わせや歯茎の状態を確認し、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。小児矯正の後戻りを最小限にするには、家庭でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方が欠かせません。

成長に合わせた対応

小児矯正は、成長期という大きな変化の中で行われる治療です。そのため、治療が終わった後も成長によって歯並びが変化することがあります。歯科医院と連携して、その時々に必要な調整や追加治療を行うことが、長期的な安定につながります。

まとめ

小児矯正でも後戻りの可能性はゼロではありません。特に1期治療だけで終了した場合や、リテーナーを正しく使用しなかった場合には歯が動きやすくなります。しかし、保定装置の使用や習癖の改善、定期的な歯科検診を続けることで、歯並びや噛み合わせを安定させることが可能です。松戸周辺で小児矯正を検討している患者さんは、ぜひ歯医者にご相談ください。

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