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根管治療は保険適用?

2025-09-01

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。虫歯が進行して歯の神経まで達すると、歯を残すために「根管治療(歯の神経の治療)」が必要になることがあります。ここでは根管治療が保険適用になるのか、自費診療との違いについて歯医者として分かりやすく解説します。

▼根管治療は保険適用です

根管治療は、虫歯が歯の神経に及んだ場合や、過去の治療部位に炎症や膿が生じた場合に行う処置です。歯の中にある細い管(根管)から感染した神経や細菌を取り除き、内部を消毒・封鎖することで再感染を防ぎ、歯を残すことを目的とします。

日本の保険診療では、この根管治療は原則として適用されます。つまり、保険証を使って治療を受けることができ、治療費は3割負担で済みます。特に奥歯など複雑な形をした根管の場合でも、保険の範囲内で治療が可能です。そのため、松戸周辺で歯医者を探している患者さんにとっても、経済的な負担を抑えて歯を保存できる点は大きなメリットです。

ただし、保険診療の根管治療は使用できる器具や材料に制限があります。例えば、金属製のファイルや保険適用の薬剤を使うのが一般的です。治療時間や通院回数も複数回必要になることが多く、再感染のリスクを完全にゼロにすることはできません。そのため、根管治療後も歯茎の違和感や噛み合わせの不具合が出る場合は、定期的に歯科でチェックを受けることが重要です。

▼自費の根管治療の特徴

一方で、自由診療による根管治療では、保険適用では使えない器具や薬剤を用いることが可能です。具体的には、マイクロスコープを使った拡大視野での精密治療や、ニッケルチタン製ファイルを用いた効率的な根管形成、再感染予防に優れた薬剤や材料の使用などが挙げられます。これにより、細かい部分まで丁寧に処置できるため、再治療のリスクを減らせる可能性があります。

また、自費治療では1回の診療時間を長く確保できることが多く、数回で治療が完了する場合もあります。特に仕事や家庭の都合で通院回数を減らしたい患者さんにとってはメリットになるでしょう。

ただし、自費診療の根管治療は保険が使えないため、費用は全額自己負担となります。松戸の歯科医院でも数万円から十数万円程度の費用がかかるケースが一般的です。治療の精密さや使用する材料の質に応じて金額は変動しますので、事前に歯医者でしっかり説明を受け、納得したうえで選択することが大切です。

結論として、保険診療でも歯を残すことは十分に可能ですが、より精密さを求める場合や再発リスクをできる限り下げたい場合には、自費診療という選択肢も考えられます。患者さん一人ひとりの歯の状態や生活背景によって適した治療方法は異なりますので、信頼できる歯科医師に相談して決めるのが良いでしょう。

まとめ

根管治療は保険適用されるため、多くの患者さんが経済的に受けられる治療です。一方で、自費の根管治療は精密さや再発予防に優れるものの、費用負担が大きくなります。松戸で歯医者を探している方は、保険と自費の違いを理解し、ご自身に合った治療を歯科医師と相談しながら選択してください。

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