2024-12-20

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
歯周病はお口の健康だけでなく、全身の健康にも深く関わっています。実は、歯周病が全身の病気を引き起こす可能性があるということをご存じでしょうか?本コラムでは、歯周病がどのようにして全身の疾患を引き起こすのか、そして歯周病が重症化する前に治療する重要性についてご説明します。
歯周病で誘発される全身疾患
歯周病は、歯茎の炎症から始まり、放置すると歯を支える骨にまで影響を及ぼす病気です。この炎症が進行すると、歯周ポケット内の細菌や炎症性物質が血流を通じて全身に広がり、さまざまな全身疾患を引き起こすリスクがあります。たとえば、心臓血管疾患、糖尿病、さらには早産や低体重児出産などがその一例です。
まず、歯周病と心臓血管疾患の関係についてです。歯周病によって引き起こされる炎症性物質が血管内に入り込むと、血管の壁に炎症を引き起こし、動脈硬化を進行させることがあります。その結果、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる病気のリスクが高まるのです。
また、糖尿病との関連性も見逃せません。歯周病が悪化すると、炎症によってインスリンの働きが妨げられ、血糖値のコントロールが難しくなります。逆に、糖尿病患者さんは免疫力が低下しているため、歯周病になりやすく、病状も進行しやすいという悪循環が生まれるのです。
さらに、妊娠中のリスクにも注意が必要です。妊娠中の女性が歯周病を抱えていると、早産や低体重児のリスクが高まるとされています。これは、歯周病による炎症が全身に影響を与え、子宮の収縮を引き起こすためと考えられています。
このように、歯周病は単なるお口の問題に留まらず、全身に深刻な影響を及ぼす可能性があります。松戸で歯医者をお探しの方は、ぜひ歯科の定期検診を受け、早期発見と早期治療に努めましょう。
歯周病は重症化する前に治療しましょう
歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。軽い歯茎の腫れや出血が見られるだけで、多くの患者さんがそのまま放置しがちです。しかし、歯周病が進行すると、歯がぐらつき、最終的には失われる可能性があります。特に、噛み合わせが悪くなると食事の際に十分な咀嚼ができず、栄養状態にも悪影響を与えます。
早期治療のためには、歯科での定期的な検診とクリーニングが欠かせません。専門的なクリーニングを行うことで、歯石やプラークを取り除き、歯茎の健康を保つことができます。また、生活習慣の改善も重要です。適切なブラッシング、バランスの取れた食事、そして喫煙の回避が、歯周病の予防には大きな効果をもたらします。
松戸のなないろ歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた予防プランを提案し、全身の健康を守るためのサポートをしています。歯周病が重症化する前に、ぜひご相談ください。
まとめ
歯周病は、お口の中だけでなく全身に多大な影響を及ぼす病気です。心臓血管疾患や糖尿病、妊娠中のリスクを避けるためにも、早期に歯科での治療と予防に努めましょう。松戸周辺で歯医者をお探しの方は、ぜひなないろ歯科クリニックにお越しください。皆さんのお口の健康を守るお手伝いをいたします。