診療

9:00~18:00 昼休みなしで診療中
※受付は診療終了の30分前まで


休診日

木曜、日曜、祝日


ご予約・お問合せ

047-710-7711


スタッフブログ

歯周病で顎の骨が壊れるメカニズム

2025-01-16

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです歯周病は、多くの患者さんが悩む歯科疾患の一つです。特に、歯周病が進行すると顎の骨が破壊されるリスクがあることをご存じでしょうか?このコラムでは、歯周病がどのように顎の骨に影響を及ぼすのか、そのメカニズムについて詳しく解説します。また、歯周病の早期治療の重要性についてもお伝えします。歯の健康を守るために、ぜひお読みください。

歯周病になると何が起こる?

歯肉炎と歯周炎の違い

歯周病は大きく分けて、初期段階である”歯肉炎”と進行した状態である”歯周炎”に分類されます。

歯肉炎は、歯茎が炎症を起こして赤く腫れる状態を指します。原因は主に歯の表面や歯と歯茎の間に溜まる歯垢(プラーク)です。歯垢に含まれる細菌が毒素を放出し、歯茎に炎症を引き起こします。この段階では痛みがほとんどなく、症状に気づきにくいことが特徴です。しかし、歯肉炎を放置すると、炎症がさらに深い部分に進行していきます。

歯周炎は、歯肉炎が進行した状態で、歯茎だけでなく歯を支える顎の骨や歯周組織にまで炎症が及びます。歯周炎では、歯茎が後退し、歯がぐらつき始めることがあります。進行が進むと、顎の骨が吸収され、歯を支えきれなくなるため、最終的には歯を失うリスクが高まります。

顎の骨が壊れるメカニズム

歯周病が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の隙間が深くなります。このポケット内に細菌が増殖すると、免疫反応が過剰に働き始めます。免疫細胞は細菌を排除しようとしますが、同時に歯周組織や顎の骨をも攻撃してしまうことがあります。

具体的には、細菌が作り出す毒素や免疫細胞が放出する酵素が、骨の破壊を引き起こします。この状態が続くと、顎の骨が徐々に吸収され、歯の根を支える力が弱まります。この骨吸収は、早期の段階ではX線写真でしか確認できませんが、進行すると顕著な症状として現れます。

顎の骨が壊れる前に治療を受けましょう

歯周病治療の重要性

歯周病は放置すればするほど治療が難しくなる病気です。しかし、早期に適切な治療を受けることで進行を食い止めることが可能です。松戸のなないろ歯科クリニックでは、歯周病治療に力を入れており、患者さん一人ひとりに適した治療プランを提供しています。

例えば、初期の歯肉炎であれば、歯垢や歯石の除去(スケーリング)を行うことで改善が見込まれます。一方で、進行した歯周炎の場合は、歯周ポケットの清掃や場合によっては外科的な治療が必要になることもあります。

日常生活での予防策

治療だけでなく、日常生活での予防も非常に重要です。毎日のブラッシングで歯垢をしっかりと取り除くことは基本ですが、特に噛み合わせが悪い場合や虫歯がある場合は、歯周病のリスクが高まるため、歯科での定期検診を受けることをおすすめします。

また、歯周病は生活習慣病とも関連が深い病気です。喫煙やストレス、不規則な食生活は歯周病を悪化させる要因となります。松戸周辺で歯科治療を検討されている方は、ぜひ当院での検診をお考えください。

まとめ

歯周病は、歯茎の炎症から始まり、進行すると顎の骨をも破壊する恐れのある疾患です。初期の段階で適切な治療を受けることで、症状を改善し進行を防ぐことができます。歯の健康を守るためには、日頃のケアに加えて歯医者での定期検診が欠かせません。松戸のなないろ歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を行っています。お口の健康に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。


電話

ネット予約