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歯周病になりやすい年齢・年代は?

2025-04-18

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
歯周病は、年齢に関係なく発症する可能性がありますが、特に注意が必要な年代もあります。今回は、歯周病になりやすい年齢や、若い世代でも歯周病にかかることがあるのかについて、松戸の歯医者としての視点からお話しします。

歯周病になりやすい年齢とは?

歯周病は、歯を支える骨や歯茎が炎症を起こし、進行すると歯が抜けてしまう可能性のある病気です。歯周病は虫歯と異なり、初期には痛みなどの自覚症状がほとんどないため、知らないうちに進行してしまうことがあります。

一般的に、歯周病のリスクが高くなるのは30代以降といわれています。特に40代から50代にかけて、歯周病の罹患率が大きく上がります。この年代は、仕事や家庭などで忙しく、歯科の受診が後回しになりやすい傾向にあります。また、加齢に伴い免疫力が低下し、歯茎の抵抗力も弱まるため、歯周病の進行が加速することもあります。

一方で、60代以降になると、すでに重度の歯周病を患っている方も多く、定期的な歯科通院やメンテナンスの重要性がさらに増します。この世代では、噛み合わせや入れ歯の調整も含めた総合的な口腔ケアが必要になります。

しかし、年代にかかわらず、歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。歯磨きの仕方や生活習慣、喫煙、ストレス、糖尿病などの全身疾患とも関係があり、個人差が大きい病気でもあります。そのため、「自分はまだ若いから大丈夫」と思い込まず、定期的な歯科受診とクリーニングが大切です。

若い人でも歯周病になる?

「歯周病は年配の人の病気」というイメージを持っている方は少なくありませんが、実際には10代後半から20代の若い世代でも歯周病になる可能性があります。この場合、多くは「歯肉炎」から始まり、進行すると「歯周炎」に発展することがあります。

特に注意したいのが、「思春期性歯肉炎」と呼ばれる状態です。これは、思春期にホルモンバランスの変化によって歯茎が腫れやすくなり、歯磨きが不十分だとすぐに炎症が起こるものです。また、10代〜20代で急速に進行する「侵襲性歯周炎」と呼ばれるタイプもあり、これは家族歴との関連も指摘されています。

若年層でも、歯並びや噛み合わせが悪く歯磨きがしにくい、間食が多い、生活リズムが不規則といった要因で、口の中にプラークがたまりやすくなります。また、スマートフォンやゲームの普及で、食後すぐに歯を磨かない習慣が身についてしまうこともリスクを高めます。

当院では、松戸周辺にお住まいの若い患者さんからも、「最近歯茎が腫れている」「朝、口の中がねばつく」といった相談を受けることがあります。こうした症状がある場合は、なるべく早く歯医者でチェックを受けることをおすすめします。

また、若い人ほど「歯科医院は痛くなったら行くところ」と思いがちですが、定期的なメンテナンスによって歯周病の予防や早期発見が可能です。歯科の予防的な通院が、将来の大切な歯を守る第一歩になります。

まとめ

歯周病は30代以降にリスクが高まりますが、若い人でも油断はできません。松戸のなないろ歯科クリニックでは、幅広い年代の患者さんに応じた予防ケアをご提案しています。歯茎の腫れや口臭が気になる方は、早めに歯科でのチェックを受けましょう。歯医者は、健康な口元を守るパートナーです。

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