2021-10-20
こんにちは。
なないろ歯科クリニックです。
今日も、歯周病についてです☆
歯周病は自覚症状が出にくく、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれます。歯ぐきが腫れる、歯がグラグラする、歯が痛いなどの症状が出る頃には、重症化している場合がほとんどです。
40〜50代で患者数が急激に増える歯周病は、全身の老化と、心臓・脳・腸の大病を引き起こす危険な病気です。
一方で、口腔内の健康状態が保たれていれば、糖尿病やがん、認知症や要介護状態を予防することができます。歯周病は、歯と歯ぐきの隙間にたまった歯垢(細菌)が原因で、歯周組織に炎症が生じる病気です。歯ぐきが腫れて出血し、歯と歯ぐきの隙間が広がり、最終的には歯を支えている骨が溶け、歯が抜けてしまいます。
そして歯周病は、単に歯を失うだけの病気ではありません。放置していると、歯周病菌やその毒素が歯ぐきの血管に侵入し、血流にのって全身に運ばれ、体のあちこちに慢性炎症を起こします。
さらに血管にもダメージを与え、そこから動脈硬化が引き起こされます。結果、せまくなった血管内部に血液の塊である血栓が発生し、脳なら脳卒中、心臓なら狭心症や心筋塞の発症につながります。
健康のために、お口の中のケアが大切です♪