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歯周病は人から人にうつる?

2025-08-15

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
歯周病と聞くと「年齢とともに進む病気」と思われがちですが、実は細菌による感染症であり、人から人にうつる可能性があることをご存知でしょうか?今回は、歯周病がうつる仕組みと、うつさないための対策についてわかりやすく解説します。

▼歯周病は人からうつります

歯周病は、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)に歯周病菌が繁殖することで進行する感染症です。この歯周病菌は、唾液を介して他人にうつることがあります。とくに家族間やパートナーとの間では、日常的なスキンシップや食器の共有などから感染するリスクが高まります。

たとえば、箸やスプーンの使いまわし、コップの共有、キスなどによって唾液が移動し、そこに歯周病菌が含まれていれば、相手の口腔内に菌が定着する可能性があります。とくに免疫力の低い子どもや高齢者では、歯茎への影響が顕著になりやすく、注意が必要です。

ただし、歯周病菌が口の中に入ったからといって、すぐに歯周病を発症するわけではありません。歯磨き不足、喫煙、ストレス、噛み合わせの異常、糖尿病などの生活習慣や体質が関与し、これらの要因が重なることで歯周病が進行していきます。

したがって、感染リスクがあるからといって過度に心配する必要はありませんが、予防策を意識して行動することが大切です。

▼歯周病を人にうつさないためにできること

まず基本となるのは、日々の口腔ケアを徹底することです。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間のプラーク(歯垢)もしっかり除去しましょう。歯科での定期検診やクリーニングも非常に重要です。松戸にある当院のような歯医者では、歯茎の健康チェックや、歯周病の進行状況を確認する検査を受けることができます。

また、パートナーや家族とのスキンシップ時には配慮をすることも有効です。たとえば、口移しや箸の共有を避ける、小さなお子さんへの口うつしでの食事提供を控えるなどの工夫が効果的です。大人同士であっても、どちらかが歯周病にかかっている場合は、感染拡大を防ぐために歯科での治療を優先して行いましょう。

さらに、喫煙や糖尿病は歯周病の進行を早める大きな要因です。生活習慣の見直しや体調管理も、結果として周囲への感染を防ぐことにつながります。

「歯周病=うつる病気」という認識を持ち、家族全体での予防意識を高めることが、健康な歯と歯茎を守る第一歩です。

まとめ

歯周病は、唾液を介して人にうつることがある感染症です。とはいえ、うつってもすぐに発症するわけではなく、日々のケアや生活習慣の改善によって予防できます。松戸周辺で歯周病に関するご相談がある方は、ぜひ当院にご来院ください。患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、的確なアドバイスをいたします。歯科での定期的なチェックが、ご自身と大切な人を守るカギとなります。

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