2025-11-14

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。
「歯周病は年配の方の病気」と思われがちですが、実は20代の女性にも増えていることをご存じでしょうか。初期の歯周病は痛みが少なく気づきにくいものの、放置すると将来的に歯を失うリスクもあります。今回は、若い女性でも歯周病にかかる理由と、その予防方法について解説します。
20代女性も歯周病にかかります
若くても歯周病になる理由
歯周病は、歯と歯茎の間にたまったプラーク(細菌のかたまり)が原因で起こる感染症です。虫歯のように年齢に関係なく発症するため、20代女性でも珍しくありません。特にホルモンバランスの変化や生活習慣が影響しやすい年代です。
女性ホルモンの影響
女性ホルモンの増減は歯茎に大きく関係します。生理や妊娠中、またはピルの服用によってホルモンが変動すると、歯茎の炎症が起こりやすくなります。これを「妊娠性歯肉炎」と呼び、20代の女性に多く見られる症状です。
生活習慣・ストレスも原因に
忙しい社会人生活や夜更かし、偏った食事も歯周病のリスクを高めます。また、ストレスによって免疫力が下がると、歯周病菌への抵抗力が低下します。さらに、噛み合わせの乱れや歯ぎしりなどの力の負担も、歯茎の炎症を悪化させる要因になります。
初期症状を見逃さない
歯茎が腫れている、歯磨きで血が出る、口臭が気になるなどの症状は初期のサインです。痛みがないからと放置すると、骨まで炎症が進み、歯を支える土台が弱くなります。早期発見・早期治療が大切です。
20代女性で歯周病にかかるのを防ぐために
毎日の正しいセルフケア
歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。歯と歯の間や歯と歯茎の境目を丁寧にブラッシングし、歯間ブラシやデンタルフロスも併用しましょう。食後のプラーク除去を習慣にすることで、歯周病のリスクを大幅に減らせます。
定期的な歯科検診とクリーニング
松戸周辺の歯医者では、歯石除去や歯茎の状態チェックを含めた定期検診を受けることが推奨されています。3〜6ヵ月に一度のペースで歯科医院を受診し、プロによるクリーニングを行うことで、目に見えない汚れも除去できます。
生活習慣の見直し
バランスの取れた食事と十分な睡眠は、歯茎の健康維持にも重要です。糖分や間食の摂りすぎを控え、よく噛むことで唾液分泌を促進し、口腔内を清潔に保ちましょう。また、ストレスをためない生活も免疫力維持に役立ちます。
早めの受診が将来の歯を守る
歯周病は初期のうちに治療すれば、健康な歯茎を取り戻せます。少しでも出血や違和感がある場合は、早めに歯科を受診してください。当院では患者さん一人ひとりの噛み合わせや生活習慣も考慮し、適切な治療と予防法をご提案しています。
まとめ
20代女性でも歯周病は珍しくなく、ホルモン変化や生活習慣が原因で発症します。日々の正しい歯磨きと、定期的な歯科検診を欠かさないことが大切です。
松戸で歯周病や歯茎の腫れが気になる方は、なないろ歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。
