2026-07-04

皆さん、こんにちは。松戸のなないろ歯科クリニックです。インプラント治療に100万円かかった場合、医療費控除によって税金はいくら軽減されるのでしょうか。今回は、医療費控除の計算方法や年収による違い、申告時の注意点について、松戸の歯医者がわかりやすく解説します。
インプラント治療は医療費控除の対象?
失った歯の機能を回復するために行うインプラント治療は、原則として医療費控除の対象です。健康保険が使えない自由診療であっても、歯科治療として一般的な範囲の費用であれば申告できます。
一方、治療ではなく美容のみを目的とする処置や、一般的な水準を大きく超える費用は対象外になることがあります。虫歯や歯周病によって歯を失い、噛み合わせや咀嚼機能を回復するための治療であることが重要です。
100万円を支払った場合の控除額
医療費控除額は、基本的に次の考え方で求めます。
支払った医療費-保険金などで補填された金額-10万円
インプラント治療に100万円を支払い、保険金などによる補填がなければ、医療費控除額は90万円です。ただし、90万円がそのまま現金で戻るわけではありません。課税所得から90万円が差し引かれ、その結果として所得税や翌年度の住民税が軽減されます。
なお、総所得金額等が200万円未満の場合は、10万円ではなく総所得金額等の5%を差し引きます。
実際に戻る金額の目安
医療費控除額が90万円の場合、所得税率ごとの軽減額の目安は次のとおりです。
所得税率が5%なら、所得税と住民税を合わせて約13万6,000円です。所得税率10%なら約18万2,000円、所得税率20%なら約27万4,000円が目安になります。
所得税には復興特別所得税を含めて計算しています。実際の金額は年収ではなく、給与所得控除や社会保険料控除、扶養控除などを差し引いた後の「課税所得」によって決まります。控除によって税率の区分が変わる場合もあるため、単純計算と一致しないことがあります。
通院費やほかの治療費も合算できる
医療費控除では、インプラントの手術費や被せ物の費用だけでなく、検査費、処方薬代、公共交通機関を利用した通院費なども対象になることがあります。自家用車のガソリン代や駐車料金は、原則として対象外です。
また、同じ年に支払ったご家族の医療費も、生計を一にしていれば合算できます。歯茎の治療や虫歯治療など、ほかの歯科治療費も忘れずに確認しましょう。
医療費控除には確定申告が必要
会社員の患者さんでも、医療費控除は年末調整では受けられないため、確定申告が必要です。申告時には医療費控除の明細書を作成します。領収書は提出不要ですが、原則として5年間保管してください。
デンタルローンを利用した場合は、歯科医院へ治療費が支払われた年に元金部分を申告できます。ただし、ローンの金利や手数料は対象になりません。
まとめ
100万円のインプラント治療で補填金がなければ、医療費控除額は原則90万円です。税金の軽減額は約13万6,000~27万4,000円が一つの目安ですが、課税所得によって異なります。松戸でインプラントをご検討中の患者さんは、治療内容と費用を歯医者で確認し、領収書を保管しましょう。
