2024-12-23
お待たせいたしました~!
フッ素のお話です(1年ぶり💦)
私の書く書く詐欺で忘れてしまっているかたもいそうなので・・・
初回のリンクも載せておくのでぜひチェックしてみてください👀
Vol.4フッ素の役割
歯の構造について皆さんはしっていますか?
実は分子レベルでカルシウム、リン酸、水酸基から構成されている
ハイドロキシアパタイト(エナメル質)というものでなりたっています🦷
他にもミネラルやマグネシウムなどもありますが話がどんどん難しくなってしまうので今回は省略します🙇
飲食をすることで歯の表面にプラーク(歯垢)が付着するとプラーク中に含まれる細菌が酸を発生させます👿
ハイドロキシアパタイトは酸に弱く触れると結晶構造からカルシウム、ミネラル、リン酸などが溶けだしていきます🫠
これを脱灰(ダッカイ)といいます。
脱灰が起こるとハイドロキシアパタイトはムギュっと凝縮されていた時とは違い、軽石のように隙間がありボソボソとしているような感じになり
歯の見た目としては一部が白く濁っているような見え方になります。
穴が開いているわけではありませんが初期の虫歯という判定に😨
(私は患者さんに説明するときは虫歯の赤ちゃんと呼んでいます)
この段階にある場合は白濁が消えることはないのです😢
その白濁部分はもろくなっているため
磨き残しがそのままだったり強い力が加わると表層が破壊され穴が開いてしまうことも・・・
ただ日々の丁寧な歯磨きやフッ素入りの歯磨き剤を使うことや、クリニックで高濃度のフッ素塗布をすることで進行の抑制は可能です👏
酸によって溶けだしてしまった成分は再び取り込まれ、元のハイドロキシアパタイトとして再結成するんです。
知らぬ間にそんなことしているなんて人体の不思議😂
再結成するときにフッ素が存在すると再石灰化(取り込んで修復してくれる働き)を促進してくれるのです!!
弱ったところにお助けマンのフッ素がくるとフルオロアパタイトというものになり、これが酸に対し強いもので歯の修復を早めエナメル質(ハイドロキシアパタイト)を強化し虫歯になりにくい環境を作っているのです💪
こんなイメージです👇
フッ素の濃度が500ppm上がるごとに平均で8.6%虫歯減少効果もあるという研究結果もあるようなので
歯磨き粉を選ぶときにぜひ見てみてください👀
市販の1番濃度が高いものは日本だと1450ppmになっています✨
少し話はそれますが・・・
先日定期検診できたお子さんが
衛生士さんのお話聞いて毎日飲んでた炭酸飲料を辞めたんだ。って席に案内して一番に教えてくれましたΣ(・□・;)
なんで?どうしたの??ってきき返したら
衛生士さんが僕のお口の中を見て虫歯になりやすい状態だよ。ってはなしてくれて、どうしてそうなっちゃうかも教えてくれて、もし虫歯になったらどんなことが起きるのか(痛みや治療のこと)を聞いたら怖くなったし自分でちゃんと歯磨きしないとダメなんだってわかったし炭酸は特別な時にだけにしようってお母さんと話したんだ。と・・・
小学生のお子さんにちゃんと私の気持ちが届いていた嬉しさと、口腔内に関心を持ってくれた喜びですごくうれしかったです😊
すごく意識も変わったようで磨き残しもほぼ無い状態でした👏
これからも少しずつでも皆さんのお手伝いに貢献できるようにがんばります!
そしてフッ素の話はまだ終わりません(笑)
最後までお読みいただき
ありがとうございました🐣
to be continude…