知覚過敏
歯磨きをすると、どうしてもしみるところがあるんですけど・・・
知覚過敏かもしれませんね。
よく歯磨き粉のCMでやってますよね。
虫歯ではないけれど、しみたり痛んだりすることなんです。
詳しく見ていきましょう。
おねがいします!
知覚過敏の原因&治療法
エナメル質(歯の表面)の下の象牙質やセメント質が露出することで「知覚過敏」が起きるのです。
どうして露出してしまうのでしょか?
歯周病
歯周病と知覚過敏がどうして関係あるのでしょうか?
歯周病によって歯肉が下がると、歯の根元が露出してしみるようになります。
治療法⇒プラークコントロール、スケーリングなどの歯周病治療を行います。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、思っている以上にダメージを与えます。
歯が削れたり、ひび割れ(マイクロクラック)が入ることで知覚過敏になります。
治療法⇒歯ぎしりが原因と思われる場合には「マウスピース」を装着します。
酸
唾液(だえき:よだれ)は、お口のpHを中和させる作用があります。
ダラダラ飲み食いしていると口の中は酸性のままになり象牙質が露出し、知覚過敏になることがあります。
治療法⇒食事の方法を見直してみましょう。
かみ合わせ
かみ合わせが悪いと、負担の大きな歯が他の歯よりも削れたり欠けたりして、しみるようになります。
歯石を取りたい
歯石を取るのに、ガリガリ引っかかれて血が出て大変だったんです。
歯石は唾液とプラークがあれば出来てしまうので、こまめな歯石取りが大事で、歯周病や虫歯予防になります。
だから一回取ればそれでいいってわけじゃないんですね。
歯肉溝(画像参照)に入り込む前に取り除けば、歯石取りはそれほど大変ではありませんので、こまめに取り除きましょう!
歯の着色汚れ
歯の白さを気にしている女性は思っているより多いものです。
原因としては、プラーク、歯石、ステインがあげられます。
ステインは、コーヒーや紅茶、赤ワインなどのポリフェノールの多い食品でついてしまいます。
こびりついた汚れは、PMTCで落とします。
汚れのとれた状態ですと、ホワイトニングをすることでさらに白い歯にすることができます。
アゴが痛い
「アゴが痛い」「大きく口を開けられない」「アゴの音がカクカクする」
上記の症状がある場合、顎関節症かもしれません。
治療法としては、日常生活での癖や行動(頬杖をやめる、硬い食品を長時間食べないようにする、食事以外のタイミングの歯の接触を避ける)に気を付けたり、医療者が行う理学療法としてマッサージや電気刺激・レーザー照射があります。
口臭が気になる
将来娘に「お父さん、口くさい!」って言われたらヤダなって思っています。
そうですよね。口臭は、本人は気が付かないことが多いのです。
ですよね・・
実は、口臭の原因の9割は歯周病です。ですから歯医者で治療できます。
そうなんですね!
治療の必要な「病的口臭」と治療の必要のない「生理的口臭」があるので見て行ってみましょう。
病的口臭
歯周病/舌苔(ぜったい) /プラーク (歯垢)・歯石/よだれ(唾液※)の減少/耳鼻科の疾患・全身疾患
※唾液(だえき)は口の中をキレイにする役割があります。
生理的口臭
起床時口臭/空腹時口臭/加齢性口臭/疲労時・緊張時口臭/飲み物・食べ物・嗜好品による口臭/ホルモンの変調による口臭
※こちらは治療の必要はありません。