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【インタビュー】小児歯科担当医 小尾 友美

目次

小児歯科とは?
治療の不安や怖さを取り除く「TSD法」
教えて先生!子どもの歯の事
患者さんへメッセージ

突然ですが、「小児歯科」とは何ですか?どういった定義なのでしょうか?

乳歯が生えている子どもの頃から診察台に座るのは怖いので、歯医者さんに慣れてもらうところがスタートの子供の為の歯科治療ですね。
虫歯がある子は虫歯の治療をして、ない子はその状態を保つように継続して診ていきます。

小児歯科医としてどれくらいのキャリアですか?

気が付いたら18年くらい経っていました。(笑)

子どもがギャン泣きしていたら、治療できますか?

私は「トレーニング」をしながら、治していきたいですね。トレーニングをしていけば、うまく治療が出来るようになります。

「トレーニング」とは?

教えて(tell)、 見せて(show)、やってみる(do)、ということです。
頭文字をとってTSD法(テル・ショー・ドゥ法)といいまして、歯科治療において割と中心的な考え方です。
具体的には、治療内容を説明して、器具を見せて、練習させるプロセスを踏みます。

でも実際、子どもに教えるのは難しいですよね・・・。

例えばタービンという歯を削る機械は「飛行機の音だよ~」というように、子どもに言葉に分かりやすいように伝えます。
あとは、褒めて伸ばします!

なるほど!そういう説明の仕方もあるのですね。
また、障害を持っている子、治療が難しい子は受け入れられるのですか?

障害をお持ちのお子さんは手帳を持っていらっしゃると思いますので、出していただいて当院で出来るだけやってみて、出来るかどうかを保護者さんにお伝えます。

もしどうしても難しい場合は、日本大学松戸歯学部附属病院の障害者歯科も近くにありますので、紹介することも可能です。

その他さまざまな事情があると思いますが、子どもの治療が難しい場合も相談に乗ってもらえますか?

トレーニングして出来るようだったらやります。
小児歯科は、なるべく麻酔などの治療器具をうまく見せないようにやるんですよ。
歯科衛生士さんと連携して、アシストしてもらって。

いろいろ心を砕いて治療してくださるのですね。

大人の方が、自分の考えがあるので説得するのが大変です。
お子さんは「こうなんだよ」と話すと、「そっか」と、分かってくれます。
子供たちの方が、よっぽど理解は早いですよ(笑)

「うちの子、言うこと聞いてくれないんです」という親御さんも多いと思います。

保護者の方だと甘えてしまうみたいです。
しっかり目を見て「こうした方がいいんだよ」と話すと、分かってくれることが多いので、結構説得しますよ。

―子どもの歯ブラシ、大変と思っている親御さんが多いと思います。

最初は誰しも嫌がりますが、虫歯になる方がかわいそうなので根気よく続けていただく方がいいです。
だんだん慣れてきます。

学校の歯科健診の紙が来た時、歯医者さんに行った方がいいのでしょうか?

はい。お子さんは保護者の方に連れてきてもらわないと歯医者に来られないので、連れてきてほしいですね。

確かにそうですね。子どもの歯並びが気になる場合も、小尾先生に診ていただけるのでしょうか?

歯の矯正のスタートのタイミング、例えば「この歯が生えたら歯の矯正がスタート出来ますよ」などお伝えできます。
必要であれば矯正の先生にバトンタッチします。
私は水曜日と隔週の金曜にいます。(2025/4月現在)

ちなみに中学生は小児歯科ですか?

永久歯に生え変わっているので、大人の方ですね。
ただし中学生でもご希望があれば、やります、または7番(一番奥の歯)が生えるまでは対応させて頂きます。

先生から患者さんへのメッセージ。

子どもの歯の将来を考えてお話ししたいと考えています。
今後の事を考えて話し合いながら治療を進めていきましょう。

インタビュー:2025/4



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